2015/11/21

柱の位置の基礎部分に設置されたハイベースを編み込むように鉄筋を組んでいきます。

適切な位置に・適切な太さの鉄筋を配る作業を「配筋」と言います。

2015/11/27

何キロもある鉄筋を1本1本決められた場所に、人の手で配筋していきます。

少しずつ平面から立体に組み上げられてきました。

まだ途中ですが、柱の下になる部分の配筋です。

鉄筋で組まれた梁と柱となるハイベースが複雑に入り組んでいます。

中庭の楕円になる部分の柱はそれぞれ微妙に角度の違う梁と組み合わさるので、超絶に複雑です。

2015/11/30

圧接工事です。

圧接とは、鉄筋の繋目をガスバーナーで熱し、両側から圧力をかけて接合する工法です。

鉄筋は接合されて初めて「構造体」となります。

接合が完全でないと構造物の崩壊につながります。

従ってこの作業は重要な工程として、特殊工程と呼ばれています。資格がないと行えません。

2015/12/1

微妙角度で複雑に組まれた柱と梁。

コンクリートで覆われ、さらに地中に埋め戻されてしまう基礎の部分ですが、

建物をしっかり支えるために、たくさんの建材と技術が詰まっています。

大きい建物なので、基礎も大きいです。

大きな基礎内部の空間はピットと呼ばれ、設備配管や機械などが設置される個所があります。

その為点検用に人が行き来する「人通孔」という通り道を作らなければなりません。

人が通れる大きな空間を地中梁にあけるので、きちんと鉄筋で補強します。

2015/12/2

基礎の配筋が出来てきました。

コンクリートを流すための型枠も搬入されました。

複雑に組まれた柱・梁の配筋も、もうすぐコンクリートで覆われてしまいます・・・

見納めですよ!

2015/12/3

本日は串川中学校の生徒さんが職業体験にやってまいりました。

この若さで工事現場に興味があるとは・・・素晴らしい!

所長がこの現場の概要説明と、お仕事とは何たるかをお話し。

普段聞くことのない建築用語がたくさん飛び出て、難しかったかもしれません・・・

残念なしとしと雨の天気の中、鉄筋屋さんのお仕事を見学~。

鉄筋を曲げております。固~い鉄筋を1本1本手作業で曲げるのです。果てしない!

(もちろん工場で加工する分もたくさんあります)

ハッカーという道具で鉄筋と鉄筋を番線で縛る体験~。

くるくるっとしてキュッと締めるのが難しいのです。緩んでは意味がありませんので。

実際に基礎の鉄筋をくるくるキュッとしてみる体験~。

鉄筋屋さんは一日に何千回・何万回と行う作業です。果てしない!

そういう地道な作業をしてくれる人が居るから、建物が建つのです。

串川中の先生が生徒さんの体験状況を確認しに来られました~。

少年たちは分からないながら、頑張ってますよ!

この体験を活かし、将来建築に!ってなるのか

建築はイヤッ!ってなるのかはまだ分かりませんが、普段見る事の出来ない部分を

若いうちから学ぶ事は、大変有意義だと思います。

それに協力できた事も、私たちにとって大変有意義でした!

2015/12/5

ベースコンクリート打設です。

や~山がきれい!本当に環境の良いところです。

ポンプ車のアームが青い空にかっこよく伸びております。

ベースとは、柱から伝わった荷重が土台へ伝わりそして、基礎へながれ

最終的にベースへ伝わり地盤へと分散させる役割をしている部分を言います。

地盤が弱い場合ベース幅を大きくする事もあります。

2015/12/9

立上り部分の型枠工事です。

ベースコンクリートの上に型枠を組みます。

鉄筋の間から筒が出ていますが、ここは配線や配管が通るための穴になります。

鉄筋屋さん・型枠屋さん・設備屋さんが協力しないとスムーズに工事が進みません。

2015/12/10

設計事務所担当者様による『♪♪コンセプト発表会~♪♪』

現場に携わる業者さんに集まっていただき、コンセプトを共通認識して頂きました。

ただ図面通りに作業するのと、設計の意図を意識して作業をするのでは

何か違ってくるものがあると思います。それが「何」とは言えませんが・・・

2015/12/14

2回目のベースコンクリート打設です。

規模が大きく高さも一定ではないので、たとえベースだけでも

一度では全て打てません。

2015/12/17

立上り部分の型枠状況です。

これからコンクリートを充填します。

2015/12/21

建物の規模が大きく複雑なため、基礎のコンリートは数回に分けて打設されます。

ポンプ車も2台フル活用してどんどんコンクリートを流し込みます。

基礎の大きさに比べると、ポンプ車とレミコン車が小さく見えます。

レミコン車は何台もおかわりが必要です